ジャイアントパンダの近況[60]
【2020/11/10】
シャンシャンは一日のうち12~17時間ほど休息をとり、残りの時間を採食や活動に費やすなど、成獣と同様の行動をとるようになっています。
成獣と比較すると体のサイズはまだ小さいですが、順調に成長しています。
気温が下がり涼しくなってきたため、天気がいい日の日中は屋外放飼場Aで、天気が悪い日や夜間は室内で過ごしています。タケを採食するほか、水浴びをしたり、やぐらの上で休息をとるようすも見られます。
シャンシャンが成長し身体能力が高くなったため、10月18日に木に巻いていた鉄板を外し、高所まで登れるようにしました。そのため、現在は時々木に登るようすが確認されるようになっています。
また、2019年2月4日から始めたシャンシャンのハズバンダリートレーニング(動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練)も継続しています。
2020年11月5日(1,242日齢)の測定の結果、体重は75.8kgでした。
リーリー、シンシンは西園の「パンダのもり」に移動し、2ヵ月半が経過しました。新しい施設にも慣れてきたようで、採血などのトレーニングも実施できるようになっています。
こちらでお知らせしたとおり、休園日を利用して2頭のようすを見ながら少しずつ屋外放飼場で過ごす練習をしてきました。2頭ともタケの採食や休息をある程度落ち着いて取れるようになってきたため、シンシンは10月27日から、リーリーは11月3日から屋外放飼場での展示を開始しています。
(写真は上から:シャンシャン、リーリー、シンシン<すべて2020年11月9日撮影>)
※シャンシャンの身体検査は原則「5」のつく日に実施しています(それ以外の日に実施することもあります)。
※ウェブサイトでの発表は月に2回、休園日の翌日の15時ごろにおこないます。
2020年11月は10日(火)と25日(水)の予定です。
11月25日はこちらの東京ズーネット YouTubeチャンネル「パンダムービー」にてご覧ください。
(2020年11月10日)