10月28日パンダの日「花ひらけパンダの未来──ありがとうシャンシャン」がはじまります
【2020/10/28】
上野動物園では、1972年10月28日に日本で最初のジャイアントパンダが当園に来園したことから、10月28日を「パンダの日」としています。
この「パンダの日」を記念して、本日から「花ひらけパンダの未来──ありがとうシャンシャン」を開始します! 今回お知らせするのは第1弾の企画!

ランランとカンカン来園時の写真
シャンシャン特別仕様に!
上野動物園のウェブサイトが期間限定でシャンシャン特別仕様になりました。PC版とスマートフォン版、それぞれデザインが異なりますので、ぜひチェックしてみてください。

ウェブサイト(PC版)
(パンダ舎編)を公開します
これまで上野動物園が作成したジャイアントパンダに関するパンフレットのうち、今回は「パンダ舎編」を公開します。
日本初のジャイアントパンダ飼育のためにつくられた初代パンダ舎から、2020年に新たにオープンした「パンダのもり」に至るまでの経緯を、ウェブ初公開のパンフレットからたどります。
初代パンダ舎(1973年5月一般公開開始)
初代パンダ舎はランランとカンカンのためにつくられました。2頭はこの施設が完成するまで、ジャイアントパンダのために改修されたトラ舎で仮ぐらしをしていました。
「ジャイアントパンダ」
(1980年2月6日発行)
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東園パンダ舎(1988年4月一般公開開始)
現在の東園パンダ舎はホァンホァンとフェイフェイ、その第2子トントンが生まれたあと、3世代飼育を念頭につくられました。その後、何度か改修や拡張をおこないながら使用してきました。
2011年にリーリーとシンシンが来園するのに合わせて大改修をおこない、現在はシャンシャンがくらしています。
「ジャイアントパンダ20年のあゆみ」
(1992年11月12日発行)
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(2011年4月1日発行)
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現在の東園パンダ舎落成式(撮影日:1988年4月16日)
「シャンシャンは東園パンダ舎に1頭になってしまってさびしくないの?」という質問をよくいただきますが、どうぞご安心ください。もともとジャイアントパンダは繁殖期以外、単独生活をしている動物。シャンシャンもリーリーとシンシンが東園パンダ舎から移動した後も気にするようすはなく、元気に過ごしています。

シャンシャン(撮影日:2020年10月25日)
「パンダのもり」は2020年9月8日にオープンしました(詳しくはこちら)。
生息地である中国四川省の景観を再現しながらジャイアントパンダに適した飼育環境となるようさまざまな工夫をこらし、自然環境にも配慮した最新の施設です。観覧通路にもパンダの爪痕やフンのレプリカなど、まるでパンダがすむ森に迷い込んだような仕掛けがいくつも設置されています。
ここで「パンダの日」を記念して、パンフレットにはのっていない「パンダのもり」のこだわりポイントをひとつ、ご紹介しましょう。
すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、屋内展示施設の瓦当(がとう)に「大熊猫舎」の文字が入っています! しかもこの「猫」の文字、よくみると「けものへん」がジャイアントパンダ独特の「パンダ座り」をしているジャイアントパンダに見えてきませんか?
「パンダのもり」のこだわりポイント、ぜひご自身の目で探してみてください!

屋内展示施設の瓦当(がとう)

実際の「パンダ座り」とくらべてみると……
(2020年10月28日)