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ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[6]子の模様はますますはっきりと

【2017/6/28】

 ジャイアントパンダ「シンシン」は2017年6月12日に出産。生まれた子1頭はメスと判明しました(下記「これまでのニュース」)。母親はしっかり子の世話をしており、それ以外の時間は母が子を抱えた状態で横になって休んでいます。

 

 子は見た目にも成長し、目の回り、耳、肩から前足、後ろ足などの灰色がかって見える部分は黒い色がさらにはっきりとしてきました。また、毛も徐々に長くなってきたようです。

 

 シンシンによる授乳は1日に10回程度。1回の授乳時間は1分〜10分です。

 


【動画】(音声なし)母親シンシンの胸で休む子。クローズアップシーンでは、
子の後ろ足から右側の位置にシンシンの右下の乳首がある。
子の頭部から画面右上の方の暗い部分はシンシンの右上の乳首。
2017年6月26日20:40頃撮影

 

 シンシンはタケやササを中心に食べています。子に授乳する際、シンシンは「パンダ座り」をするのですが、そこに飼育係がえさを差し出して給餌します。「タケノコ」も好きなのですが、消化機能を考慮し、1回に2〜3本を与えています。シンシンが排泄する糞は1日約3キロ。ふだんは20キロ程度なのでまだ少ないのですが、現時点ではこれくらいが適量です。

 

 現在タケやササをよく食べているので、シンシンに補給する水分も電解質溶液ではなく、水を与えています。1回に与える量はこれまでと同じく1リットル。飲み干すときも、残すときもあります。排尿は1日1回程度ですので正常な頻度です。

 


【動画】(音声あり)子を右前足でしっかり抱えたまま、横になって休むシンシン。
ときどき子が顔を出す。鳴き声も聞こえる。
2017年6月26日21:40頃撮影

 

 母子とも安定した状態ですが、今後も職員による24時間態勢で保育作業や観察を慎重に続けます。

 

※文中の「タケノコ」は人間が食用とするようなタケノコではありませんが、葉が出ておらず、育ちきっていない生長段階のタケ類です。

 (2017年06月28日)

 

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