ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[5]6/22に3回目の身体検査。子はメスと判明
【2017/6/24】
2017年6月12日に生まれたジャイアントパンダの子は、生まれた日を「ゼロ日齢」と数えると、昨日6月22日で「10日齢」。母子とも状態は安定しており、昨日3回目の身体検査をおこないました。その結果、子の健康状態は良好であり、性別はメスであると確認しました。
【動画】(音声なし)保育器に移して子の身体検査。
パンダらしい体の模様は、ますますはっきりとしてきた。
保育器の中で体の状態を確認するとともに、身体測定。
身体検査は午前11時43分から11時56分。子を保育器の中に入れ、体の状態を検査するなど、身体検査をおこないました。体重は283.9グラム(5日前[6月17日]測定時の178.9グラムから105グラムの増)、体長は17.6センチ(6月17日の16.4センチから1.2センチの増)。
上の動画でもわかるとおり、目の周りや耳は黒みを増し、肩のあたりの黒い帯は前足の先まで色が濃くなってきました。また、後ろ足も黒くなってきました。
検査の際、中国ジャイアントパンダ保護研究センターから招いている専門家とともに外部生殖器を目視確認し、さらに同センターに画像を送信して性別に関する意見をいただき、最終的にメスと判定しました。
【動画】(音声あり)子を右前足で保持したまま、えさを食べるシンシン。
子の右側に見えるのは、シンシンの「右の下側」の乳首。
※ジャイアントパンダの乳首は左右2対の4個
母親シンシンも元気です。これまで「タケノコ」を口にしていましたが、タケの茎や葉をおもに食べるようになってきました。現在、水や固形のえさは6時間ごとに与えています。
母子とも健康で状態は安定していますが、引き続き職員による24時間態勢で保育作業や観察を慎重に続けます。
※文中の「タケノコ」は人間が食用とするようなタケノコではありませんが、葉が出ておらず、育ちきっていない生長段階のタケ類です。
(2017年06月24日)