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リーリーとシンシンを同居させました

【2012/3/26】

 上野動物園では2012年3月25日、メスのジャイアントパンダ「シンシン」に発情の兆候が認められたため、ジャイアントパンダの展示を中止し、自然交配のために同居させました(展示中止の可能性があることは、あらかじめ2月からお伝えしてきました<お知らせはこちら>)。

 

 3月25日朝、オス「リーリー」とメス「シンシン」が鳴き交わしていたため、開園前に「リーリー」と「シンシン」を柵越しにお見合いさせたところ、メスのシンシンが「恋鳴き」(繁殖期特有のメェメェという鳴き声)をあげたり、オスに対してお尻を向けたりする行動が見られました。また、発情を確かめるために、担当者がメスを軽く突くようにしたところ、尾をあげる行動が認められました。

 

 いずれも発情の兆候です。そこで、チャンスを逃さないよう、2頭の同居を試みることにしました。そのため、3月25日はジャイアントパンダの観覧受付を11時30分までとさせていただきました。

 

 2頭のお見合いは、まず柵ごしからスタート。何度かお見合いを繰り返した後、夕方17時45分ごろから18時30分ごろまで2頭をいっしょのスペースに入れました。そして2頭には、交尾行動が見られました! その後、2頭をそれぞれ通常の部屋に戻しました。

 

 引き続き、本日3月26日と明日3月27日は終日展示を中止いたします。今後も観察を続け、タイミングを見て、同居をおこないます。

 

 3月28日以降の展示予定については、UENO-PANDA.JPのトップページ、東京ズーネットトップページ、上野動物園サイトのトップページ、上野動物園のすべての出入口で掲示でお知らせします。

 

<写真>同居時の2頭のようす

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