ジャイアントパンダの近況［109］
【2024/2/22】
ジャイアントパンダ「リーリー」「シンシン」と2021年6月23日に生まれた2頭の子ども「シャオシャオ」と「レイレイ」について、以下のとおりお知らせします。
リーリーの健康状態に大きな変化はありません。
2023年11月28日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くしておりますが、リーリーが気にしているようすはありません。
えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えています。採食、行動については特に変化はなく、良好です。
2024年2月15日測定の結果、リーリーの体重は132.7kgでした。
リーリー
（撮影日：2024年2月19日）
シンシンの健康状態に大きな変化はありません。
2023年9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くしておりますが、シンシンが気にしているようすはありません。
えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えています。現在、工事に伴い非公開エリアでの飼育管理が続いておりますが、採食、行動については特に異常はなく、良好です。
2024年2月15日測定の結果、シンシンの体重は118.5kgでした。
シンシン
（撮影日：2024年2月19日）
2頭とも健康状態、採食状況は良好です。
えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えています。食欲は旺盛で、2頭合わせて一日に40kg以上のフンをする日もあります。おとなとほぼ同じ形状のフンをするようになった2022年12月頃は2頭で4kg程度だったため、その頃にくらべると10倍程度になっています。また、工事に伴い室内展示室での飼育管理が続いておりますが、健康状態や行動については特に異常はなく、良好です。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング（※）を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。現在はシャオシャオ、レイレイともに口を開けた状態で維持する（マウスオープン）トレーニングを継続しています。
夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけています。この印を気にするようすは見られません。
（※）ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
身体検査および測定内容
シャオシャオ
健康状態 良好
性 別 オス
体 重 124g（計測日：2021年6月23日・0日齢）
66.0kg（計測日：2024年01月15日・936日齢）
73.5kg（計測日：2024年02月15日・967日齢）
レイレイ
健康状態 良好
性 別 メス
体 重 146g（計測日：2021年6月24日・1日齢）
72.1kg（計測日：2024年01月15日・936日齢）
76.1kg（計測日：2024年02月15日・967日齢）
左：シャオシャオ、右：レイレイ
（撮影日：2024年2月19日）
シャオシャオ（971日齢）
（撮影日：2024年2月19日）
レイレイ（971日齢）
（撮影日：2024年2月19日）
※次回のジャイアントパンダの近況の情報提供の日程は、2024年3月21日（木）の予定です。
動画の双子について
| 0:03〜0:09 | 左：シャオシャオ 、右：レイレイ |
| 0:10〜0:27 | レイレイ |
| 0:28〜1:15 | シャオシャオ |
| 1:16〜1:17 | 左：レイレイ 、右：シャオシャオ |
| 1:18〜1:39 | 手前：レイレイ 、奥：シャオシャオ |
| 1:40〜1:55 | 左：レイレイ 、右：シャオシャオ |
（2024年02月22日）
