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ジャイアントパンダ「シャンシャン」近況[37]

【2018/12/26】

 2018年11月1日にお知らせしたとおり、上野動物園ではジャイアントパンダ「シャンシャン」が母親「シンシン」から離れ、単独でくらすための準備を始めました(経緯と準備)。

 

 12月2日(日)から「ステップ3」に進み、おもに日中に母子同居させ、授乳の機会の多かった夜間は別居させ様子を観察してきましたが、シャンシャンは落ち着いており、健康上の問題も見られませんでした。

 

 そのため、12月10日からは「ステップ4」としてシンシンとは離れて過ごす終日別居を開始しました。

 

12月18日(火)には、朝から屋外放飼場Dに出たためか、落ち着かない様子を見せたので11時30分より展示中止としました。室内に収容したところ、シャンシャンはすぐに落ち着きを取り戻し、健康面での問題はないことを確認し、翌日には朝から通常の展示をおこなっています。現在シャンシャンは日中は屋外放飼場Aと屋外放飼場Dで過ごし、一日のうち13時間から15時間ほど休息をとり、残りの時間を採食に費やすなど、成獣の行動に近づいてきました。

 

  2018年12月26日(562日齢)の測定の結果、体重は39.5kgでした(12月11日より1.7kg増えました)。

 

 母親シンシンは子どもといっしょにいる時に授乳をするなどの世話をしていましたが、別居時間が長くなるにつれ、積極的にシャンシャンの相手をせず、自分の採食を優先したり、授乳もすぐに受け入れなかったり、途中で切り上げることが増えたり、以前とは違って、子育て優先の姿勢が薄れた状態が見られるようになりました。

 

 12月10日からステップ4に入って終日別居の状態になってもシンシンは落ち着いており、シャンシャン同様、健康上の問題も見られません。シンシンのエサはタケ・ササ、リンゴ、ニンジン、パンダ団子、ペレットを与えており、採食状況は良好です。

 

 

  

 

 

 

 

※シャンシャンの身体検査は原則「5」のつく日に実施しています(それ以外の日に実施することもあります)。

   ※ウェブサイトでの発表は、12月は2回、1月以降は1回、休園日の翌日におこないます。  
    2019年1月は8日(火)の予定です。

 (2018年12月26日)

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