MENU

ジャイアントパンダ「シャンシャン」近況[36]

【2018/12/11】

 2018年11月1日にお知らせしたとおり、上野動物園ではジャイアントパンダ「シャンシャン」が母親「シンシン」から離れ、単独でくらすための準備を始めました(経緯と準備)。

 

 11月20日に「ステップ2」に移行の後、12月2日から「ステップ3」へと進め、おもに日中は母子を同居、授乳の機会の多く見られる夜は別居させ、観察してきました。その結果、シャンシャンは落ち着いて行動しており、健康上の問題も見られませんでした。

 

 そこで、12月10日から「ステップ4」へ移行。シャンシャンはシンシンと終日離れて過ごすことになりましたが、シャンシャンは依然落ち着いており、一日のうち13時間から15時間ほど休息をとり、残りの時間を採食に費やすなど、成獣の行動に近づいてきました。

 

 2018年12月11日(547日齢)の測定の結果、体重は37.8kgでした(11月20日より0.4kg増えました)。

 

 母親シンシンは子といっしょにいる時に授乳などの世話をしていましたが、別居時間が長くなるにつれ、積極的にシャンシャンの相手をせず、自分の採食を優先したり、授乳もすぐに受け入れないかったり、途中で切り上げることが増えたり、以前とは違って、子育て優先の姿勢が薄れた状態が見られるようになりました。

 

 12月10日からステップ4に入って終日別居の状態になってもシンシンは落ち着いており、シャンシャン同様、健康上の問題も見られません。シンシンのエサはタケ・ササ、リンゴ、ニンジン、パンダ団子、ペレットを与えており、採食状況は良好です。

 

  

 

※シャンシャンの身体検査は原則「5」のつく日に実施しています(それ以外の日に実施することもあります)。

※ウェブサイトでの発表は、12月は2回、1月以降は1回、休園日の翌日におこないます。2018年12月の次回は26日(水)、1月は8日(火)の予定です。

 

(2018年12月11日)

pagetop