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ジャイアントパンダ「シンシン」とその子どもの近況[51]

【2022/7/12】

 ジャイアントパンダ「シンシン」と2021年6月23日に生まれた2頭の子ども「シャオシャオ」と「レイレイ」について、以下のとおりお知らせします。

 

シンシンの近況

 シンシンの健康状態に問題はありません。

 

 えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケ・ササ類を中心に与えており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもよく食べています。給餌量は、シンシンの採食状況や体重の変化、子どもへの授乳に応じて適宜変更しています。日によってトウチク、マダケなどのタケノコを与えており、よく食べています。

 

 2022年7月5日測定の結果、シンシンの体重は132.4kgでした。

 

 夜間、シンシンはシャオシャオ、レイレイといっしょに室内展示場と寝室を出入り自由にして飼育しています。日中は気温の高い日が続いているため冷房の効いた室内で管理することが多くなっています。シャオシャオやレイレイにじゃれつかれ、かまうようすや授乳に応じるようすは引き続き見られています。

 

親子(左:レイレイ、中央:シンシン、右:シャオシャオ)
(撮影日:2022年7月11日)

 

シャオシャオ、レイレイの近況

 2頭とも健康状態は良好です。体重に差が出ることもありますが、2頭とも順調に増えています。

 

 夜間はこれまでと同様に、シンシンにじゃれついたり、2頭でじゃれあったりするほか、タケやタケノコをかじる姿が見られていますが、採食はまだ確認されていません。固形物を食べることに慣れさせるため、6月25日から1日10g程度のリンゴを与えており、2頭とも時間をかけながら食べるようすが見られています。

 

 日によって時間や回数は異なりますが、2頭への授乳は一日に2回以上見られています。また、母乳だけでなく人工乳も継続して与えています。

 

 夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけています。母子ともにこの印を気にするようすは見られません。

 

身体検査および測定内容

 シャオシャオ

  健康状態 良好

  性  別 オス

  体  重   124g(計測日:6月23日・0日齢)

       28.25kg(計測日:6月27日・369日齢)

       29.40kg(計測日:7月11日:383日齢)

 

 レイレイ

  健康状態 良好

  性  別 メス

  体  重   146g(計測日:6月24日・1日齢)

       28.10kg(計測日:6月27日・369日齢)

       29.80kg(計測日:7月11日:383日齢)

 

シャオシャオ(383日齢)
(撮影日:2022年7月11日)

 

レイレイ(383日齢)
(撮影日:2022年7月11日)

 

上野動物園からみなさまへ

 引き続き、シンシンと子どもの健康状態や行動について注意深く観察を続けます。また、必要に応じて子どもの身体検査や測定をおこないますが、実施時期は不定期です。

 

 なお、東園パンダ舎内での空調工事にともない、7月5日(火)からシャンシャンの展示を休止しています(詳しくはこちらのページ)。工事が終了したため7月11日に西園から東園に戻りましたが、元の環境に慣れるまで、引き続き展示は休止します。

 

※シンシンとその子どもの近況の情報提供は、次回は7月26日の予定です。

※リーリーとシャンシャンの近況の情報提供は、次回は7月26日の予定です。

 

【動画】音声はありません

 

動画の双子について

  〜1:47 シャオシャオ
1:48〜2:17 レイレイ
2:18〜2:40 シャオシャオ
2:41〜2:56 レイレイ
2:57〜 左木の上:レイレイ、右木の上:シャオシャオ

 

(2022年07月12日)

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