ジャイアントパンダの近況[63]
【2021/2/2】
上野動物園は2020年12月26日から2021年2月7日 3月7日まで臨時休園となり、リーリー、シンシン、シャンシャンの3頭とも静かな園内で元気に過ごしています(臨時休園についてはこちらのページをご覧ください)。
気温が下がってジャイアントパンダにとってすごしやすい気候になってきたため、3頭ともえさを食べる量が増加しており、天気がいい日中は屋外放飼場で、天気が悪い日や夜間は室内で過ごしています。
1月14日には、はじめてシャンシャンの一日の糞量が20㎏を超えました。これは成獣と比べても遜色ない排泄量です。成獣と比較すると体のサイズはまだ小さいですが、順調に成長しています。
また、2019年2月4日から始めたシャンシャンのハズバンダリートレーニング(動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練)も継続しています。
2021年1月25日(1,323日齢)の測定の結果、体重は79.2kgでした。
リーリー、シンシンは西園の「パンダのもり」で、次の繁殖を見据えて施設に慣れさせる訓練を継続しています。発情の兆候を見逃さないよう注意深く観察をおこなっていますが、今のところシンシンに顕著な行動などの変化は見られていません。
発情の兆候が見られ始めましたら、上野動物園ウェブサイトにてお知らせいたします(繁殖期の対応についてはこちらのページをご覧ください)。
(写真は上から:シャンシャン、リーリー、シンシン<すべて2021年2月1日撮影>)
※シャンシャンの身体検査は原則「5」のつく日に実施しています(それ以外の日に実施することもあります)。
※ウェブサイトでの発表は月に2回、休園日の翌日の15時ごろにおこないます。
2021年2月は2日(火)と16日(火)、3月は9日(火)と23日(火)です。
2月16日、3月23日はこちらの東京ズーネット YouTubeチャンネル「パンダムービー」にてご覧ください。
(2021年02月02日)
(2021年02月03日:臨時休園期間について更新)