ジャイアントパンダの近況[58]
【2020/9/15】
シャンシャンは一日のうち10~15時間ほど休息をとり、残りの時間を採食や活動に費やすなど、成獣と同様の行動をとるようになっています。6月以降は休息時間の増加、採食時間の減少が見られ、夏季の行動パターンとなっています。
成獣と比較すると体のサイズはまだ小さいですが、順調に成長しています。
シャンシャンは8月25日以降、日中は室内3、4号室、最終給餌以降は室内2号室で過ごしています。タケを採食するほか、水浴びをしたり、やぐらの上で休息をとったりするようすも見られます。
8月24日にはリーリーとシンシンが西園の「パンダのもり」に移動し、東園のパンダ舎での単独飼育となりましたが、特に気にするようすはなく、落ち着いています。
また、2019年2月4日から始めたシャンシャンのハズバンダリートレーニング(動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練)も継続しています。
2020年9月15日(1,191日齢)の測定の結果、体重は78.6kgでした。
リーリー、シンシンは、西園「パンダのもり」に移動した直後は初めての環境のためタケの採食量が一時的に減少したり、周囲の物音に敏感に反応したりするなど落ち着かないようすでしたが、徐々に新しい施設にも慣れてきました。
9月3日から5日にかけて実施した一般公開に向けた事前シミュレーションでは、来園者役の職員の前でも落ち着いて採食したり、休息をとるようすが見られ、一般公開が始まった9月8日以降も落ち着いています。
(写真は上から:シャンシャン、リーリー、シンシン。いずれも2020年9月14日撮影)
※シャンシャンの身体検査は原則「5」のつく日に実施しています(それ以外の日に実施することもあります)。
※ウェブサイトでの発表は月に2回、休園日の翌日の15時ごろにおこないます。
2020年9月は15日(火)と29日(火)の予定です。
9月29日はこちらの東京ズーネット YouTubeチャンネル「パンダムービー」にてご覧ください。
(2020年09月15日)