ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[13]10回目の身体検査
【2017/9/1】
上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」の子が80日齢を迎えた2017年8月31日の午前10時37分から55分、10回目の身体検査を実施しました。体重は、8月21日から約737グラム増えて4,493グラム。体長は同じく8月21日に比べると7.5センチ増えて55.5センチ。順調に育っています。
ジャイアントパンダは生後2か月くらいで歯が確認できるようになると言われていますが、現在、上の犬歯の歯冠が目立つようになってきました。
四肢の力はますます力強くなり、前足をふんばって前進する姿も見られますが、四肢でしっかりと立つにはいたっていません。また、目はまだよく見えていないようですが、目の前のものを認識はしているような頭の動きを見せることもあります。
母親シンシンは産室内で子どもといっしょに過ごしています。子の体をなめたり、授乳したり、排泄をうながしたり、従来どおり、しっかりと世話をしています。その他の時間、シンシンは休んだりえさを食べたりしています。えさは現在、タケノコやタケ、ササ、リンゴ、ニンジン、「パンダだんご」などを食べており、採食状況は変わらず良好です。
上野動物園は引き続き24時間体制で母子の観察を続けます。身体検査も継続しますが、実施時期は未定です。
(2017年09月01日)