3月2日からジャイアントパンダの展示を再開します

【2017/3/1】

　2017年2月22日から、繁殖に向けた同居をおこなうためジャイアントパンダの展示を中止していましたが、2月27日に2頭の間で交尾行動が確認されたあとメス（シンシン）の発情の兆候が収まったため、3月2日（木）から展示を再開することとしましたのでお知らせいたします。

 

1．展示を再開する2頭のジャイアントパンダ

• 

  リーリー（オス）
  2005年8月16日 臥龍保護センター生まれ

   

• 

  シンシン（メス）
  2005年7月3日 臥龍保護センター生まれ

   

2．展示中止から再開までの経過

　展示を中止してからも2頭を柵越しにお見合いさせるなど、行動の変化を注意深く観察してきました。

　リーリーは、シンシンに対して強い興味を示し、鳴き声を発する、匂いつけをするといった行動の頻度が増え、シンシンにも行動量が増える、リーリーの鳴き声に応える、体の一部を水に浸ける、匂いつけをするなどの変化が観察されました。

　2月27日には、シンシンは尾を上げてオスを受け入れる態勢を取るなど、発情のピークを示す行動が見られたため、午前8時ごろ、午後2時30分ごろ、午後5時30分ごろにそれぞれ1回ずつ、合計3回同居させ、うち1回目に1度、2回目に2度交尾行動を確認しました。

　2月28日にも、柵越しのお見合いをおこないましたが、リーリーのシンシンに対する興味が低下する、シンシンが受入態勢を取らなくなるなどの行動の変化が見られたため、発情が収束に向かっていると判断しました。そのため、通常の飼育管理体制に戻し、引き続き行動を観察することとしました。

 

3．今後について

　通常の飼育管理下で妊娠の可能性について観察していきます。

　なお、パンダ舎屋外観覧通路外側の目隠し（フェンス）は3月13日（月）に撤去する予定です。

 

 

◎関連ニュース

「ジャイアントパンダの交尾行動を確認しました」（2017年2月27日）

「2月22日からジャイアントパンダの展示を中止します」（2017年2月21日）

「ジャイアントパンダの繁殖に向けて準備を開始しました」（2017年1月31日）