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ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[14]11回目の身体検査

【2017/9/12】

 上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」の子が90日齢を迎えた2017年9月10日の午前10時34分から55分、11回目の身体検査を実施しました。体重は、8月31日から約0.9キロ増えて5.4キロ。体長は同じく8月31日に比べると6.9センチ増えて62.4センチ。順調に育っています。

 

 

90日齢の身体検査(2017年9月10日)

子の口腔内検査(2017年9月10日)

   

 

 四肢の力が一層強くなっており、体を一瞬浮かせるようすや前肢をふんばって前進する姿が見られますが、四肢でしっかり立ち上がるまでにはいたっていません。

 

    目はまだ完全には見えていないようですが、目の前のものをある程度認識しているように思われます。上下左右の犬歯が生えているのも確認できました。臼歯はまだ歯肉の中にあるようです。

 

 

屋内展示室(2号室)でえさをたべるシンシン
(2017年9月10日)

産室内のシンシン親子(2017年9月10日)

  

 

 母親シンシンは産室内で子どもといっしょに過ごしています。子の体をなめたり、授乳したり、排泄をうながしたり、従来どおり、しっかりと世話をしています。その他の時間、シンシンは休んだりえさを食べたりしています。えさは現在、タケノコやタケ、ササ、リンゴ、ニンジン、"パンダだんご"などを食べており、採食状況は変わらず良好です。

 

 9月5日に、出産後初めてシンシンの体重測定をおこないました。出産前とほとんど変わらない123.6キログラムでした。

 引き続き24時間体制で母子の観察を続けます。2017年9月20日は100日齢を迎え、身体検査も実施する予定です。

 

(2017年09月12日)

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